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アウトプットを味わう (2026/02/01)

自分が30歳前後の頃、秋葉原の産総研でバイト(ソフトウェア開発)をしていた時に、藝大の学生だった同僚とこんなやり取りがあった事を覚えている。

「nattou.org さん、イラストや絵を描いた後に、じっくりと自分の作品を堪能する事ってしますか?」
「いやぁ、全然しないなぁ。」
自分はじっくり堪能するんですよね。角度を変えながら作品を眺めて、うんうん言いながら長い時間、鑑賞するんです。」

非常に心に残っているやり取りだった。自分が、描いた絵や漫画を堪能しないのは、今でも変わらない。ただ、アプリケーションやコードに関しては、当時からじっくり味わっている。特にコードを眺めるのは好きで、それによってリファクタリングしたり、インデントやマージンの調整や、コメント追加はよく行っている。より美しいコードであって欲しいという思いは強い。

この「アウトプットを味わう」という行為は、才能とか能力の表れなんじゃないかなぁ、などと今更ながら思う。例えば、メインプログラマやGUIプログラマは、作りっぱなしじゃ全然ダメだ。アプリを眺めて、使って、より良い形について思索を巡らせる必要がある。使う側に寄り添い、ユーザビリティ、安定性の高みを目指さないといけない。

余談だけど、20年ぶりに彼の名前を検索したら単著を出すなど出世していて、ちゃんと頑張っていて素晴らしいなぁと思いました。