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ひぐらしネタバレ話 (2025/01/05)
ひぐらしのなく頃に (オリジナルのPC同人版です) は、プレイヤーがどの章を読み進めていっても、結局バッドエンドで終わる。いわゆる「ループもの」であり、このバッドエンドを回避するために
古手梨花は奮闘する(後々明らかになる)のだが、結局、何をやっても最悪の結末から逃れることはできない。
これは、
黒幕である鷹野三四による大きな力(大人の力)によって生み出された状況であり、
中学生たちの力では何をやっても運命を変えられない……というのが本質的な面白さだと思っています。
結局、ループする直近1ヶ月程度では運命を変えられないので、過去に戻って、元凶となった
鷹野三四に関する事故を改変するしかない……というストーリーなんですが、自分はこれ本当に好きなんですよねぇ。事件や事故のニュースとかを見て
「あ、これひぐらしだ」とか思ってしまう(笑)。
周到に準備された状況には、簡単には抗えない。抵抗むなしく波にのまれて、選択の余地もなく流されてしまう。この状況がどうやって作られたのか、というのは俯瞰して常に考える必要がある。この間違った結末は、どこまで戻れば改善できたのか?
そして、「今自分がやっている事は、
鷹野三四ぐらいの覚悟で取り組んでるの?」と自問してしまう。何度繰り返しても、この選択を行える、確固とした自分があるのか? ただ流されてるだけじゃないのか?
という感じなので、解答編がひぐらしの本質であって、
出題編を何度も遊んで考察をするのは違うんだよなぁ……早く解答編を遊んで!(誰?)