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40代後半のジョブチェンジ (2024/05/11)

同世代の某氏が、コンピュータ業界に転職できないか考えていた。特に今までコンピュータ関連の仕事をしていたわけではないが、可能ならコンピュータ系の仕事に就きたい。どういう戦略を取ればいいだろう?

プログラマは良い職業だと思うけど、流石に40代後半から始めるのはキツい。40代後半のプログラマに求められているのは Master/Legend帯だと思うので、Rookieが正規雇用でされるのは難しいと思う。「給料安くても良いので採用して欲しい」が成り立つわけでもない。

iOS開発に特化するのはどう? サーバサイドエンジニアを目指すよりは良いと思う。「きっちり動作するアプリを作れる」のが一番大事なんだけど、自分でその環境を用意して、自分で検証できるのは良い。アプリを作って、AppStoreでリリースして、無料公開したり、売り切りしたり、サブスクしたりできるようになったら、それは非常に良い経験になると思う。成果が出れば、正規雇用は難しいかもしれないけど、業務委託的な感じで仕事を貰える可能性は高そうだ。腕試しに作ったアプリがヒットすれば、それで人生上がりだ。

とは言え、本当のプログラミング初心者がそこまで行けるようになるのは、相当ハードルが高いよなぁ。要求される知識は膨大だ。凄まじい才能があれば、1年(365日、毎日10時間頑張る)あれば結構なところまで行けると思うけど、そんな人はそうそう居ないと思う。初期投資のハードルも高い(MacBook、iPad、iPhone購入)。挫折した時の痛みは大きい。

プログラマを目指すのは厳しい。やはり、自分の能力や「好き」を活かして、仕事にしていくのが良いのではないだろうか? 氏は、

・1日何時間でもゲームで遊べる
・ゲーム実況をしている
・最近は VRChat に入り浸り、アバターも自作している

という才能を持つ。これを活かして「配信のプロ」になるのが良いと思うんだけど、どうだろう?

もちろん「数ヶ月」みたいな時間で結果が出るわけではない。それでも「いつか花開くに違いない」と夢を描きながら日々の生活を送るのは、悪くない。私だって「いつかソフトウェア開発で一発当ててやる」という希望や期待があるからこそ、プログラマを続けられる。そういう前向きな気持ちを持てるのは大事だと思う。

だから、職業訓練を受けたり、何かしら働きながらでも、日々、配信のプロを目指して技術や知識を付けていくのが良いのではないだろうか。具体的には、

・毎日自分で配信する
・配信の技術を高めていく(配信機材やソフトウェア)
・動画編集できるようになる
・3Dアバター制作やLive2Dにも詳しくなる

と良いのではないだろうか。毎日ゲーム配信する事で、自分の名前は売れるし、繋がりも作れる。「配信に詳しい人を採用したい」と思っている会社と繋がる事もあるだろう。人気配信者になれれば、それはそれでオッケーだ。

人気配信者になるのが宝くじ的な期待だとすれば、配信技術を身につけるのは着実な一歩だと思う。自分で配信しながら、技術を高め、より良い編集をし、先進的な技術を取り入れ、コンピュータに強くなっていく。決して無駄になることはない技術ではないだろうか? 今から Windows プログラミングを学ぶより、よっぽど可能性を感じる。

とにかく必要なのは、毎日欠かさず続ける事だと思う。とにかく今は「毎日公開」する事が大事な時代になっている。イラストレーターなんて、特にそうだ。一週間に一枚、力作を貼り付けるよりも、毎日1枚2枚と公開していく絵師の方が人気者になれる。認知度は正義だ。

続けて、続けて、技術を積み重ねれば、きっといつか成果が出ると思う。私もソフトウェアで当てられるように頑張ります。一緒に頑張りましょう。積み重ねていこう。