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取手競輪場を解体しよう (2023/07/16)

市民にとっての取手競輪場の価値

取手駅西口から徒歩10分、約9万平米 (Google Map 調べ) の敷地面積を持つ取手競輪場。殆どの市民にとって、横から眺めるか、中を突っ切って行くか程度の存在でしかなく、良い印象を抱くような施設ではないはずだ。

取手市にとっては、税収を支えるという意味があるのかもしれないが、それ以上に「取手市が失っている価値」というものがあると思う。「取手と言えば取手競輪場だよね、いいよねぇ」と羨ましがられた経験のある市民はいないと思う。

「コンピュータパーク 茨城県情報博物館」を作ろう

取手駅から車で40分、茨城県坂東市に「ミュージアムパーク 茨城県自然博物館」という県立の素敵な博物館がある。取手競輪は解体して、ミュージアムパークのような、コンピュータに関する博物館を作ろう。

そうだ、これは自分の趣味であり願望である。公営の賭博場があるより、こういった唯一無二の博物館があった方が、市民としても嬉しいのではないか? 誇りになるのでないか? 過去に引きずられ、少々の税収のために貴重な駅近の土地を使うのではなく、情報技術の繁栄のために博物館を作ろうじゃないか。

なぜ取手にコンピュータ博物館なのか?

Appleのスティーブ・ジョブズは生前、来日すると取手のキヤノン工場に技術視察に来ていたという話を雑誌(週刊アスキー)で読んだ事がある。これを生かさない手はない。「スティーブ・ジョブズの第二の故郷、取手市にコンピュータパークが開園!」これでいい。言ったもの勝ちである。

どんな施設なのか?

・博物館(コンピュータ史、ゲーム史、ソフトウェア技術に関する常設展示)
・データセンター棟
・スーパーコンピューター棟
・オフィスタワー棟 (ハイテク企業を誘致)
・アップルストア取手

などを擁した複合施設が良いだろう。博物館の入場料だけで建築費や維持費を賄うのは難しい。ハイテク企業の誘致やデータセンターなどを併設し、税収アップを望みたい。そして、「ジョブズの愛したハイテクシティ取手」という新しいイメージを作り、何十年経っても「取手といえば取手二高」と言われる現状を打破して欲しいものだ。

取手市長の中村修氏には是非検討頂きたい。