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商売だから面白い (2023/02/03)

プログラミングやソフトウェア開発は、面白い。ただ、本当に純粋なプログラミングやソフトウェア開発を行うという話だったら、自分はそこまで熱中できないかもしれない。「商売」になっているからこそ、面白いと感じている気がする。

世の中こんな感じだから、こういうソフトを作って、こうやって改善していけば、こういうユーザーが付いてきてくれて、影響力が出てくると、競合が出てきて、こういう戦いになって、マネタイズはこういう仕組みにして……と、社会にどうやってハマるかという事まで含めたソフトウェア開発だからこそ、面白い。

自分なりに、ソフトウェア開発で設計なり最適化なりを頑張っているつもりではあるが、世界最高峰だとは思えない。そんなコードでも、存在意義のあるソフトウェアとしてプレゼンスを高めることはできるはずだ。純粋なコードの速さだけでなく、商売、社会と関わることでこそ生まれる価値というのはある。競技プログラミングのセンスがないなら、他のセンスで補えば良い。技術一辺倒の組織が上手く行くわけがない。最高最速のプログラマでなくとも、きっと貴方のセンスが役に立つ。